水面に疑似餌を浮かべて、魚をおびき寄せて狩りをするササゴイ(笹五位、Green-backed heron)です。浮かべるのは虫、葉、小枝、紙、プラスティックなど何でも道具にします。ただ浮かべるだけではなく、魚が水面に落ちた虫だと錯覚するように、クチバシで微妙に水面を揺らすこともあります。
これはもうりっぱな『ルアー釣り』と言ってもいいですね。誰が教えたのでしょう(笑)。遺伝子レベルの本能でそうしているのか、親から子へ教えられているミームなのか凄く興味があります。日本にも住んでいるので運が良ければ観察できるかもしれません。
こちらは、よく似た鳥のゴイサギ(五位鷺、black-crowned night heron)です。このゴイサギも撒き餌(疑似餌)で狩りをします。下のYouTube動画では、黒鳥に与えられたパンを横取りし、それを食べるのではなく撒き餌にしています。より大きくて新鮮な食べ物を得ようという計画性があるということですね。
<おまけ1>
東京で撮影された野生のゴイサギの写真(1920×1080)です。美しい鳥ですね。
<おまけ2>
これは以前ご紹介した釣りをするワシです。動物園の特殊な例とはいえワシの高い知能を感じます。