「器の中に宇宙が見える」と言われる曜変天目茶碗を思わせる焼き物の焼成シーンです。海外では楽焼としてこの動画が紹介されているようですが少し違う気がします。楽焼では焼成直後に水槽にチャプンとつけたりしますが、この動画のように椀に水を注ぐ方法は取っていないようです。最初の動画は中国ぽい感じで、2つ目はどこかの実験室のようです。
曜変天目茶碗は、宋の時代に中国福建省にあった『建窯』で焼かれた茶碗です。現存するものはたった3椀しかなく、その全てが日本にあり国宝に指定されています。そしてその製造方法が分かっておらず、今もその再現に努力されている陶芸家もいます。
※曜変天目に関してはBRUTUSの特集が詳しい。また、YouTubeにも数多くの動画(例1、例2)があります。