クルっと首を回すと、後頭部にも目が!これは「眼状紋」といって擬態の一種です。後ろから敵に襲われないようにする効果があります。
眼状紋は昆虫にもあり、身近なものではアゲハチョウの幼虫に見られます。本物の目はとても小さく、先端の下部に左右それぞれ6つの単眼、合わせて12の単眼があります。
メキシコおよび中南米には「フクロウチョウ(Owl butterflies)」と呼ばれるフクロウそっくりの鱗翅目※もいます。写真は上下逆さまです。本当にフクロウそっくりですね。特に目が不気味なほど生々しくて、森で出会ったらちょっと嫌かも(笑)
※鱗翅目(りんしもく)・・・蛾や蝶の仲間。翅(はね)を拡大してみると魚の鱗(うろこ)のような鱗紛(りんぷん)がビッシリあることから名づけられています。