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腕をすり抜けるスカーフのマジック

2017年9月26日 - サプライズ, トリック

腕をすり抜けるスカーフのマジック

マジックはシンプルなほど卓越したアイデアと洗練されたテクニックが必要です。この腕をすり抜けるスカーフのマジックはまさにそれです。観客やカメラが見ている目の前で、当たり前のようにスカーフが腕の裏側に抜けていきます。何度見ても種も仕掛けはわからないのではないでしょうか?

しかし、ヒントは必ずこの映像に隠されています。3倍スローで見てみましょう。
腕をすり抜けるスカーフのマジック 3倍スロー
やっぱりわからなかったですか?それで当たり前なのです。そうでないとマジシャンはビジネスになりません。繰り返して見ても全くわからない方だけ下記の文章をお読みください。

筆者が考えるマジックのポイントは2つ。1つ目は、すり抜ける瞬間に、左手の親指と人差し指が離れ、掴んでいたスカーフの一部を離したことがわかります。2つ目は、すり抜けた直後のスカーフの下部がフワリと膨らんでおり、布の一部が下に落ちたことがわかります。

もうお分かりですね。マジシャンは、1枚のスカーフで輪を作り、親指と人差し指で1方の端(手前側)を、残りの3本の指でもう1方の端(奥側)を掴んでおり、マジシャンはその輪の中に腕を通しています。このとき絶対に観客側から輪になっていることを悟られないよう、生地のふくらみや視線の角度をコントロールしなければなりません。もちろん、この段階に至る前のスカーフの輪に腕を通すアクションがそれらしく見えたらアウトです。

マジックの実行は、手前(親指と人差し指で掴んでいる生地)を離せば、そこは下に落ち、奥側の生地だけが観客から見えることになります。これが自然に見えるようスカーフを巧みに操るのがマジシャンの技量です。奥側で掴んでいるのはスカーフの角で、小指の腹から垂れているスカーフの端はダミーでしょう。そうすることで、奥側の生地を小さくまとめているように見えます。もしかすると、より完璧に見せるために奥側の生地は直接持たず、細いゴム糸のようなものでテンションをかけているかもしれません。手前側を離すと、奥側の手の中にスカーフが引き上げられるよう仕掛けを加えている可能性もあります。いずれにしても、このマジシャンはとても上手にスカーフをコントロールしていますね。拍手!