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顔をこすりつけ、流し目をし、ウインクまでする猫

2018年10月30日 - サプライズ, 感動, 動物, 学ぶ

流し目をする猫

猫に顔をこすりつけられると、人間は赤ん坊に甘えられているような錯覚を起こし、猫のことを愛おしく感じるものです。しかし、本来これは猫の顔の臭腺から出る匂いを対象にこすりつけるマーキング(自分の縄張りや所有物として主張する)という行動です。もちろん嫌いな対象にするのではなく好ましい対象にする行為ですが、人は過度に愛情表現だと受け取りがちです。猫は、マーキングするとより多く餌を得られると学習し、かくして猫-人間間のより親密なスキンシップとして成立しているわけです。

同じように流し目も人間の錯覚から猫-人間間の高度なコミュニケーションとして成立しつつあるようです。今のところ、流し目をする猫はごくまれにしか存在しません。人間界における流し目は、「顔を向けるほどあんたに関心あるわけないじゃない!でも気になるわ」「他の人が見てるからあなたを見つめるのは恥ずかしいけど、あなたを見ずにはいられない」的なニュアンスが込められたハイレベルの愛情表現です。これは猫同士のコミュニケーションでは見られません。せいぜい、正面から凝視すると獲物として狙っていると悟られるから、無関心を装って観察している、という程度です。これを人間は、異性からのゾクゾクするサインと錯覚し、「キャワイイ!」となるわけです。この場合も、流し目ができる猫は、餌をより多くもらえと学習し、人間とのコミュニケーションに使い始めているようです。

そして最後のウインクです。人間は片目でウインクしますが、動物は顔の筋肉を人間ほど自由に使えないので、両目をゆっくりパチクリするウインクになります。実は、哺乳類ではウインクはよく使われます。ただし「好き」という意味とはちょっと違って「敵意はないよ。仲良くしよう」という意味です。あなたも知らない猫や犬に出会ったとき、両目でゆっくりウインクすれば、相手は安心して近寄ってくるかもしれません。そのとき相手が片目でウインクを返してきたら!?それはゴミかなんかが入って偶然片目をつぶっただけなので勘違いしないようにしましょう。