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1年の始まり そして『北極』

2019年1月1日 - 気象, サプライズ, 科学

1年の気象と植物のサイクル

1年の季節の変遷を表した衛星写真のGIF動画です。季節によって雪と植物が大地を覆う動きがよくわかります。日本の冬は北海道と日本海側の東日本が雪に覆われていますね。

私たちが生きる現代は、氷期( =ice age、氷河期のこと)と氷期の間である間氷期にあたります。最後の氷期は15,000年前に終了しましたが、まだグリーンランド、北極、南極に氷床は残っています。長い目で見て、これから地球は暖かくなるのでしょうか?それとも寒くなるのでしょうか?

日本の平均気温
細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均値、直線(赤):長期変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。
詳細:2018年7月27日公表の気候変動監視レポート2017第2章 気候変動(PDF形式: 3.20MB)

気象庁のグラフによると日本は温暖化に向かっているようです。日本の年平均気温は100年あたり1.19℃の割合で上昇しているそうです。確かにここ数年、日本の夏の暑さは尋常じゃありませんね。世界の年平均気温も100年あたり0.73℃の割合で上昇しています。

地球はミニ氷河期に向かっているという説もあるのですが、実際は温暖化が進んでいるようです。温暖化が進むと大きな影響を受けるのが北極です。北極の氷は溶けかかっており、早ければ2030年ごろには北極の海氷は消失するとも言われています。北極の氷の厚さは最大で10mぐらいしかありません。ちなみに南極は大陸の上に氷床がありその厚さは平均で2450m、最大4500mもあるそうです。富士山の高さより厚い氷じゃ、そう簡単には溶けませんね。

今、世界各国は、北極の氷が解けることによって大きく変化する地政バランスに、どう対応するかが大きな課題となっています。新たな北極海航路の出現は、欧州とカナダ・アメリカ(特にアラスカ)のかつてない接近を促し、日本・中国などのアジア諸国も、スエズ運河を通る欧州への南周り航路より北極海航路の方が30%短いショートカットになり、輸送の時間とコストが大幅に減ります。ロシアは渇望していた凍らない港がたくさんでき大喜びするはずです。

北極から見た北半球_北極海航路

これから北極の覇権をめぐる動き(防衛白書)が激しくなるのは目に見えています。『北極』はこれからの世界情勢を変える重要なキーワードになりそうです。